豊洲の移転問題に興味があり気になる
移転先となる豊洲市場で地下の水をモニタリングしていて、その結果数値を見ると吃驚。有害物質のベンゼン、シアン、ヒ素が基準を超える数値で検出されたそうなのだ。
1.ベンゼンの影響
1950年代、サンダル工場で接着作業に従事していた工員が継続的なベンゼンの吸入により、造血器系の傷害(白血病等)を受け死亡する事象が発生した。この事象を契機としてベンゼンの毒性・発癌性が問題視されるようになり、有機溶剤としては代替品で毒性の比較的低いトルエンやキシレンが使用されるようになった。しかし、これら代替溶剤は故意の吸入(いわゆるシンナー遊び)という、別の弊害を生むことになった。現在においても化学工業・理化学実験では使用が忌避される傾向にある。ベンゼン含有量を削減したガソリンなどがその代表例である。
2006年春以降英国などの諸外国で清涼飲料水からベンゼンが低濃度検出されることが公表され、10ppbを越える製品の自主回収が要請された。生成の原因は保存料である安息香酸と酸化防止剤であるビタミンCの反応によるもの、とされている。日本でも厚生労働省医薬食品局食品安全部が市販の清涼飲料水を調査し、1つの製品で70ppbを超える濃度が検出され、自主回収を要請した[13]。
2.シアンの影響
同様に健康被害の箇所を抜粋。影響はあり。シアン化物で引っ張ったが、シアン化カリウムというのもあった。そっちは言ってみれば青酸カリを指す。すぐ死ねる。そういえばコナンで青酸カリをペロってたような気がする。大丈夫なのか・・。
3.ヒ素の影響
単体ヒ素およびほとんどのヒ素化合物は、人体に対して非常に有害である。特に化合物は毒性の強い物が多い。また、単体ヒ素はかつては無毒もしくは弱毒とされていたが、現在ではかなりの猛毒であることが確認されている。
ヒ素およびヒ素化合物は WHOの下部機関IRACより発癌性がある(Type1)と勧告されている(後述)。飲み込んだ際の急性症状は、消化管の刺激によって、吐き気、嘔吐、下痢、激しい腹痛などがみられ、場合によってショック状態から死に至る。多量に摂取すると、嘔吐、腹痛、口渇、下痢、浮腫、充血、着色、角化などの症状を引き起こす。慢性症状は、剥離性の皮膚炎や過度の色素沈着、骨髄障害、末梢性神経炎、黄疸、腎不全など。慢性ヒ素中毒による皮膚病変としては、ボーエン病が有名である。単体ヒ素及びヒ素化合物は、毒物及び劇物取締法により医薬用外毒物に指定されている。日中戦争中、旧日本軍では嘔吐性のくしゃみ剤ジフェニルシアノアルシンが多く保有されていたが、これは砒素を含む毒ガスである。
こちらも非常に凶悪な有害物質。ヒ素というと如何しても1998年の和歌山毒物カレー事件を思い出してしまう。カレーにこれを入れられたら堪ったもんじゃないと当時恐怖した記憶がある。そこでヒ素がどんなものかを知らされた。
4.どうなるの
見出しが物騒な物質で並ばれてしまったが、この3つが検出されているのは少なくともいいわけがない。1つ1つでも危ないのに。
・分析調査が本当に正しかったのかの調査
・急に基準値から大きく上がった理由の調査
・本格稼働の影響調査
素人考えで思っただけでも課題がいっぱいだな。
いっぺんにドーンとやろうとするから手戻り大変なんじゃないの。こんな超大規模プロジェクトの舵とるのは相当な労力っしょ。ほんと労力だけが失われる。今の豊洲の維持費が1日500万だっけ 。こんなん舵とれねぇw
今の情報多すぎ時代じゃ、小規模で移転開発して、一部を移転して、しばらくサイクルさせて、まともな結果データを確認できました、ってなったら次々移転させたほうが良かったんじゃないか。
てか他に問題がないか、隠し玉が出てこないことを祈る。あるなら出して。
最後に小池知事がんばって。